ボブ・ディラン
ニュースでは、ノーベル賞を辞退すると、
賞金800万クローナ(約9400万円)を受け取る権利が消滅するそうです
さて、ボブディランといえば、「風に吹かれて」( Blowing In The Wind )ですが、
原詞を見たことがありますか?
実は、原詞を見ると、はっと気づくことがあるんですね。
基本的にこの詩は、人を表す人称代名詞として “a man” を使っています。
そして歌詞のほとんどは抽象的な比喩となっています。
How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
Yes, and how many times can a man turn his head
And pretend that he just doesn’t see?
Yes, and how many times must a man look up
Before he can see the sky?
Yes, and how many ears must one man have
Before he can hear people cry?
ところが、1か所だけ “a man” ではない部分があります。
そしてその部分は、「自由を許される」という具体的な表現と結びついています。
Yes, and how many years can some people exist
Before they’re allowed to be free?
これが何を示すのかは、皆さん、ネット等で調べてみてくださいね
やっぱり、原詞でみることも大切ですね。
ちなみに、賞って受け取るも受け取らないも自由だと思うんですよね。
もちろん、スウェーデン・アカデミー・としては、いろいろな事情で受け取って欲しいのでしょうが、
そもそも、ボブ・ディランに授与と決めた時点で、
いろいろな状況を想定しなければならなかったように思います・・・