人工甘味料

人工甘味料

先日、こんな記事を見つけました。

「世界で最も普及している人工甘味料の1つである「アスパルテーム」が、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)によって7月に初めて「ヒトに対する発がん性を持つ可能性」のリストに掲載される。」 -ロイター通信ー

本来天然には存在していない甘味料で、砂糖の160~220倍の甘味を持つため少量の利用でも十分で、ほとんど無視できるカロリー(4kcal/g)なんだそうです。そのため「微糖系の飲料」や「カロリーオフ系の食品」に使用されています。
ただし、経口摂取すると小腸でフェニルアラニン(50%)とアスパラギン酸(40%)というアミノ酸と有毒なメタノール(10%)に分解されます。
で、このメタノールが危険物質でかつ、猛毒物質です。
失明、もしくは最悪の場合死に至る物質です。

「メタノール」は別名「メチルアルコール」とも呼びますが、化学の授業でも「目散るアルコール」とも言うから取り扱いは十分注意する物質であると解説しています。
ちなみにメタノールは酸化すると「ホルムアルデヒド」、さらに酸化が進むと「ギ酸」に変化していきます。

この「ギ酸」も毒性物質の一つで、視神経に対して毒性を示します。
自然界にもメタノールは存在しますが極微量のため、今まで不安視されることはあまりありませんでした。

確かに微糖系のコーヒーなどを飲むとほのかに甘みを感じますが、それと同時に苦みやえぐみも一緒に感じられ、後味が不味く美味しくなんですよね。
なので、普段から商品を購入する際はなるべく原材料名を見るようにしています。
なお、このアスパルテームは「Lフェニルアラニン化合物」と表記されてあることもあります。
また他にも人工甘味料として良く知られている物質は
・アセスルファムK
・スクラロース などもあります。