ワカるデキる 対数(6) ~対数の便利さ~
さて、前回、 となることをお話ししました。
ところで、この はどのくらいの数なのでしょうか?
以前、次のような公式をお話ししました。
当然、掛け算が足し算になるならば、割り算は引き算になるので、以下のようになります。
また、ここで、、 であり、 になります。( 10 を 何乗すれば 10 になるかといえば、1乗ですからね。)
すると、以下のようになりますね。
以上から、 ですので、”5″ 以上で “6” 以下となります。
そこで、は、”5″ で始まる16ケタの数、すなわち “約5京” となるのです!
大昔の科学者は、このような超巨大数の計算(例えば7の100乗とか)の計算をするのに、数年、下手をすれば一生をかけたことすらあったのですが、この対数のおかげで、数分で計算できるようになるのです! 便利でしょ?
さて、その上で、次の写真を見ながら、大笑いして、このお話を終わりにしましょう! またどこかで続きをするかもしれませんがね・・・