私立大学入試情報

多くの大学~

私立大学の一般入試は、文系学部では英語・国語・地歴公民または数学の3教科、理系学部では英語・数学・理科の3教科が基本だが、近年はこれに加えてに入試日程はハイテンにいろいろな工夫をする私立大学増えてきている。入試方法や実施方法は実に多様だが、代表的なものとしては入試科目を1~2科目へと軽減する方式や特定科目の配点比率を高める方式である。この他にもTOEIC・TOEFLの点数や日商簿記などの取得級に応じて点数化し加点するといったユニークな試験もある。

入試日は試験会場に関して工夫を凝らす私立大学も多い。同一学部・学科の複数の試験日の中から受験生が選択できる「試験日自由制」や「後期試験」などである。また「地方試験」も今や全国的に増加している。だ日学での試験と地方試験が別日程ならば同じ大学を2回受験することも可能だ。2015年度でも入試の仕組みを変更したり、入試日程の追加をする大学が目立っている。かなり複雑な場合もあるので、今のうちに募集要項などでじっくり正確に把握しておきたい。

センター利用~

2015年度から新たにセンター試験を利用する大学は、札幌大谷大学、札幌保健医療大学、武蔵野学院大学、京都看護大学、大阪歯科大学、大和大学、奈良学園大学の7大学、利用学部を拡大するのは、足利工業大学(看護)、聖徳大学(看護)、東京家政大学(看護)、朝日大学(保健医療)、愛知東洋大学(教育)、鈴鹿医療科学大学(看護)、神戸学院大学(現代社会)、就実大学(経営)、広島国際大学(医療栄養)、安田女子大学(看護)などの17大学18学部である。2015年度にセンター試験を利用する私立大学は525大学であり、全私立大学の約9割が実施する。なお、短大では公立短大も含めると161短大が利用する。

センター利用私立大学推移

これらセンター試験利用私立大・短大は個別試験を課さないところがほとんどであり、受験量も一般入試より安い場合が多い。また近年は一般入試科目の一部とセンター試験の成績を組み合わせた併用方式を導入する大学も増えているので、自分にあった方式をうまく活用して受験のチャンスを広げていこう。