【出題形式】
・昨年に続き大問4問構成
・物理・化学・生物・地学各分野から25%出題
・総設問数は昨年より減り36問
・記述説明は昨年より2問ふえ計7問、配点も21点に上昇
・計算問題は計7問18点分で昨年よりやや増えた
・作図およびグラフ記述問題が各1題出題された
【難易度予想】
・昨年とほぼ同じか、やや難化した印象
・平均点予想→45点前後
【講評】
他教科と同様に、記述問題や思考過程を問う出題が増えました。その分問題数は減少しており、各分野の第2問が小問に近い構成になっています。問題を多く解かせるスタイルから、じっくり考えさせる方向に変わってきた印象があります。他府県でよく見る単元融合型の問題は今年も出題されず、1つの単元を掘り下げる伝統的な形式が続いています。記述問題は比較的解きやすい内容ですが、ふだんから対策していたかどうかで差がつく部分です。計算問題は例年同様計算そのものはやさしいレベルなのでしくみを理解しているかどうかがカギになります。総じて「実験等を通じた科学的な考察力の定着」を問う方向が鮮明になってきており、単純知識ではなく理解に重点を置く学習がより大切になるでしょう。