長野県後期選抜の倍率について
長野県後期選抜の競争倍率が発表になりました。主に昨年と比べながら今年の後期選抜のゆくえについて書いてみたいと思います。
①上位校は比較的穏やかな入試に
長野高校は近年では最低倍率になり、注目されていた屋代高校は定員割れになりました。長野吉田高校も低く、唯一須坂高校が高めの倍率です。この状況ですから、たとえ願書変更で移動があったとしても、上位校の競争倍率そのものは大きく増えることはないと考えて良いでしょう。
②中堅校は予断を許さない状況
昨年定員割れした長野商業、長野工業ともに今年は定員を超え、新設の須坂創成は予想通り高倍率です。市立長野も相変わらずの人気で、長野西もかなりの倍率となりました。一方、篠ノ井高校はまさかの定員割れです。こうした状況では「願書変更」がカギとなりそうです。特に偏差値的に上位である長野西の志願者の動向が注目です。なお屋代南高校も非常に高倍率となり、ゆくえが注目されます。
③併願結果にて変化する場合も
一部の私立高校は合格発表が後期選抜の出願後になっています。特に長野日大は今年「併願枠」が少なく、すべり止めで受験しても落ちるケースが出てきそうです。こうした場合は後期の志望校を変更するケースがありそうです。
なお第1通学区そのものは昨年の定員約+300人に比べ今年は約+200人ということで全体としては穏やかな受験になりそうです。