有機化合物の単元で、「官能基」というものを覚えていきますが、
これは、人間でいうとメガネや洋服、靴といったアクセサリーに当るもので、
それによって様々な性質が決まります。
官能基は、次のような種類があります。
-OH(ヒドロキシ基)
これが付くと、その物質はアルコールを示します
メタンにOHが付くと、メタノールになり、エタンだとエタノールになっていきます。
-CHO(アルデヒド基)
これが付くと、その物質はアルデヒドを示します。
たとえば、ホルムアルデヒドならHCHOとなるわけです。
-COOH(カルボキシ基)
これが付くと、カルボン酸であることを示します。
有名なのは酢酸やシュウ酸ですね。
もちろんこれ以外にも官能基はいろいろありますが、しっかりと覚えておきたいものです。
なお、お酒の成分がエタノールで、
それが体の中で酸化されると
毒性物質であるアセトアルデヒドに変わり、
さらに酸化されると酢酸に変わっていきます。
これにより、人はお酒を飲むと、酔っ払い、
さらに寝起きの体臭が酸っぱくなるのですね。