ポーランド人数学者であるワクロウ・シェルピンスキーは、
無限数に非常に興味を持っていました。
彼にはいろいろな逸話がありますが、
そのひとつにこんな逸話があります。
それは、彼が夫婦で旅に出かけた時のことです。
彼はカバンに着替えなどをいれ、
全部で6個のカバンを持ち旅へ出かけました。
旅の途中、彼はカバンを一つ失くしたと思い心配になりました。
彼が指折り数えてみると、やはり1個足りない。
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「そんなことはないわよ、あなた!」
と、奥さんが言いました。
「ここに全部で6個あるじゃない。」
「いいや、そんなはずはない」
と、シェルピンスキーが言いました。
「私は何度も数えたから。」
「0,1,2,3,4,5とね。」
「明らかに1個足りないじゃないか!」
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こんな数学者もいるんですね。
入試など過度に緊張した場合は、
数の数え間違いが起きてしまいがちです。
そんなときは、深呼吸をし1回休憩してから
もう一度数えてみると良いでしょう。