中学受験算数 第5回和差算
ペン太「先生、今日もよろしくお願いします。」
先生「こちらこそ。さて、今日は和差算について勉強してみよう。」
ペン太「和差算ですか?たしか和ってたし算のことで、差ってひき算のことですよね」
先生「お、よく知っているね。その通り。たし算とひき算に関する問題なんだ。」
ペン太「なんか、かんたんそうだな」
先生「そうだよね。でも意外にまちがえやすいんだ。例を出してみよう。」
問題:大小2つの数がある。その和は24で、その差は6であるとき、この2数を求めなさい。
ペン太「うーん、たすと24でひくと6なんだよね。・・・あれ、なんだかよくわからないな。ひょっとして24+6=30、24-6=18 30と18が出たけど・・・なんか変だな」
先生「そうだね。30と18では、たして24にならないし、ひいて6にもならないよね。」
ペン太「じゃあ、どうするんだろ。まさかかけ算?いやいやわり算?」
先生「では、ちょっと頭を整理するため、こんなふうに考えてみよう。いま、大小2つの数を□と△としてみるよ。」
ペン太「はい。」
先生「そうすると、△+□=24 △-□=6 となるわけだね。これを線分図で表すと、次のようになるんだ」
ペン太「あ、わかった。24と6をたすと、大の数の2本分になるから、30÷2=15で大きい数が15だ!」
先生「ご名答。よくわかりましたね。和差算では、このように
大小関係を線分図であらわす
という点がコツなんだ。」
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