只今、屋代高校テスト直前期
来週から、いよいよ屋代高校ではテストが始まります。
今年はコロナの影響で学校授業が4~5月の期間行われなかったため
理解度が不十分な科目も多数あり、例年以上にテスト勉強が大変な様子です。
(この点は、夏期講習で1学期内容のカバーをしていこうと考えています。)
しかも今年は5月に行う予定だった前期試験も中止となって
6月定期考査①の試験範囲がかなり広くなってしまっているのもテスト勉強の過酷さに拍車をかけてしまっているようです。
数学担当としてアドバイスですが
(高3生)
今回テスト範囲になっている「1対1」問題集は何度も解き直しをして解答手順と解答への導き方を覚えてしまうこと。今回は途中式がかなり複雑なため、決して暗算しすぎず丁寧さを心掛けることが大事です。
(高2生)
三角比の各値の暗記はもちろんのこと、加法定理、二倍角公式等公式が多数出てくるためしっかりと覚えてから試験に臨まなければ点数確保は難しいでしょう。
(高1生)
試験範囲が例年以上に広いですが、まずは基礎計算(たすき掛け因数分解、平方完成等)のマスターが優先。不等式問題では不等号の向きに注意。2次関数グラフは素早く綺麗に描けるよう何度も練習しておくことです。
高校文化祭中止
毎年7月第一週目の週末に開催されている高校文化祭ですが、
今年はコロナの影響で学習時間の確保が難しいため、ほとんどの高校では文化祭が中止または延期になるそうです。
塾生から話を聞いた限りでは、
屋代高校が中止。
篠ノ井高校は、7月は中止で2学期のクラスマッチと合同で実施検討。
文化学園は、オンラインで開催。(どのように行うのか興味がありますが)
市立長野は、中止。
と、高校によって対応がバラバラ。
ですが、今のところどの高校も7月の通常開催はなくなる模様です。
時習館高等部も、例年この期間は生徒たちが文化祭準備で授業に来られない日が多いため休校にしていましたが、今年は文化祭がないため休校にせずこの期間も通常授業を開講していきます。
梅雨入り
6月11日(木)
気象庁は、長野県を含む関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
平年より3日、昨年より4日遅い梅雨入りだそうです。
これからしばらくは雨模様が続き、湿気に悩まされる季節です。
現在高等部駐車場入り口の花壇には「ヒマワリ」「コスモス」「マリーゴールド」を植えてありますが、ここしばらく雨も降らず真夏日も続いていたため恵みの雨になりそうです。
梅雨明け頃には、黄色い花も満開になり本格的な夏シーズン到来になりますかね。
さて今年の梅雨明けは、いつごろになるのでしょうか。
無限遠点
春休みの中学3年生対象とした講座の中で、平行線に関してのちょっとした数学雑学を扱いました。
【問題】
異なる2本の平行線があったとき、この2本は交わることはあるか?
大学時代のある講義でこれと同じ質問をされ、その当時は「交わらない」と答えたことがあります。
教授の答えは「線路をイメージすると分かるだろう。」とのこと。
大学で習う幾何学という学問では、2本の平行な直線はいつか交わると習います。これが結構身近な場面で目にすることができ、電車の先頭車両に乗って、線路を見ると・・・平行な線路がずっと向こう側で交わっていることが分かるでしょう。この交点のことを「無限遠点」と呼びます。
自分の中で、幾何学の視野が広がった瞬間でした。
フィールズ賞
ノーベル賞には、「数学賞」がありません。
何故なのか。
いろいろな説があるようですが・・・
その昔、ノーベルさんには大層仲が悪い数学者がいたそうな。
その名は同じスウェーデン人のミッタク・レフラー。
しかも同じ女性を好きになった“恋敵”であったそうな。
当時ストックホルム大学にとても美しい美貌と数学の才能の2つを兼ね備えたロシア人の女性教授がいました。
彼女の名はソーニャ。
ストックホルムに来る前に夫と死に別れて以後、再婚はしておらず、結局のところノーベルとレフラーの両者ともソーニャと恋に落ちるところまで行ったのかは謎のまま。
それが理由でノーベル賞に数学賞がないという話。
ちなみに数学界最高の賞と呼ばれているのが「フィールズ賞」
こちらは日本人数学者も多数受賞しています。
10億分の4秒
高さ450メートルの東京スカイツリー展望台の時間は地上よりも1日に10億分の4秒速く進んでいることを、超精密時計「光格子時計」の観測で確かめたとする論文を、香取秀俊東京大教授らが6日付ネイチャーフォトニクス電子版で発表しました。
重力が大きいと時間の進み方はゆっくりになるという、アインシュタインの一般相対性理論を実証する内容だそうで、今後のノーベル賞にも期待がかかるとのこと。
時間の流れが解明できれば、タイムマシーン開発にも一歩前進か!?
スリッパ整理
本日から4/19(日)までの期間、高等部では塾生スリッパの整理をしていきます。
ところでスリッパと言えば、もともとは「滑る」を意味する「slip」から生じた語で、明治時代の初期に、西洋人が土足のまま室内に入る問題を解決するため「 徳野利三郎 」が考案したと言われています。日本式の「スリッパ」と呼ばれるものは、欧米では「mule(ミュール)」「scuff(スカッフ)」と呼んでおり、欧米での「スリッパ」といえば、かかとの高さがある上履きの靴を意味するようです。
大学入試問題チャレンジ
春期講習期間中、新高校3年生の数学講座では「千葉大学」「東北大学」「センター試験」「工学院大学」などの大学入試過去問を利用した演習を行い、問題解説ではサラスの公式やst法のより素早い解答など、ちょっとしたテクニックを駆使しつつ解説をしていきました。
今回の講習で実際にどんな問題が入試で出題され、それがどのレベルなのかを知ることもできたかと思います。
今の時点でなかなか解けない問題もあと1年弱で解けるようにしていくことを目標に来週からいよいよ新年度授業が開始となります。
コロナ感染症の広がりはまだまだ弱まりそうもありませんが、時習館では生徒の通塾前に各教室のアルコールや除菌スプレーなどで消毒し、万全に学習できるよう日々対策を行っています。
数学 解答の表し方
数学の方程式問題で、次のような表し方をする生徒がいます。
9 x - 14 = 2 x
- 14 = - 7 x
2 = x
決して間違ってはいませんが、少しだけ違和感があります。
というのも、この方程式の主語は x であるので、
9 x - 14 = 2 x
7 x = 14
x = 2
の方が本来は見やすい形であり、解答としては綺麗です。
たしかに教科書には、特にこの形で書きなさいということは記載されていませんが、 「 x = 2 」という形の方が、採点する側にとっても見やすい形で印象も良いため、 出来る限り採点する側に立って解答を作るよう意識すると良いでしょう。
高校合格発表
今日は高校の合格発表日。
通常なら各高校の掲示板に張り出される合格発表者掲示を見て喜ぶところですが、今年はコロナ感染症のため自宅でインターネットを介して合格発表を見る受験生も多い様子。
コロナの影響だけでなく昨今、ネット通信の普及で実際に自分の目で各高校へ見に行く受験生も減りつつあるようです。
ネットの普及で便利な世の中になったものの、なんだか寂しさも感じられます。
そんな自分は、大学合格発表日にわざわざ大学のキャンパスまで見に行き、自分の受験番号を見つけたときのあの感動は今でも忘れることが出来ません。
巷では例年発表日当日、携帯ショップが大混雑するようですが今年はどうなんでしょうか。もしかしたらコロナの影響で当日のスマホ購入を控えるご家庭もあるかもしれません。