数学講評 区切り線

【出題形式】

・例年通り大問4問構成
・総設問数は昨年より4問減って34問
・作図は今年も出題
・記述説明は昨年の3題より増加して証明あわせ4問計16点出題
・記号選択問題は4問で昨年より減少
・証明配点は昨年同様5点

【難易度予想】

・昨年とほぼ同じか、やや難化した印象
・平均点予想→50点前後

【講評】

一昨年から「答えさえ合っていれば良い」という出題から「思考過程」に比重を置いた試験内容に変化してきていますが、今年はその傾向がより強くなった印象です。特に問3(3)のような出題は今後続く可能性が高いでしょう。作図問題は他府県入試に比べやや難しい問題が続いていますが今年は一昨年と同じく誘導形式問題の出題になり、受験生が気づきやすい配慮が見られます。例年難問が出題される図形分野も、変化図が示されていて解きやすくなっています。ただし受験生心理として考えた場合、問2の小問集合が例年よりやや難化しているので得点は伸び悩みそうです。なお来年度に向けた学習のポイントは解答過程の重視です。