二酸化炭素からエタノール
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米テネシー州のオークリッジ国立研究所の研究者が、意図せずして二酸化炭素(CO2)から非常に簡単にエタノールを生成する方法を発見したと発表しました。これまでは藻や光触媒などを利用する方法がありましたが、新しい方法ではナノサイズの銅とカーボン、窒素を用いる常温の反応だけでエタノールを作り出せます。
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かなり興味深い記事を見つけました
もしかしたらこれがエネルギー革命の転換点になるかもしれません。
今現在使われている主要なエネルギーは、化石燃料ですが
二酸化炭素から容易にエタノールが作られればガソリン車に変わってエタノール車や、
火力発電もエタノールを使用し、発生した二酸化炭素を回収して再度エタノールに変換して
再利用することができるやもしれません。
世紀の大発見は、以外にもこういった偶然から発見されることがあるので今後の動向に注目です。
ちなみに、エタノールは別名エチルアルコールとも言われており、
水と任意の割合で溶け合う液体です。
ビールや日本酒といったアルコール飲料に含まれていますね。
工業的にはエチレンに水を付加反応させることで作られます。
また、エタノールは金属ナトリウムと反応すると「ナトリウムエトキシド」に変化し、
さらにエタノールを酸化すると「アセトアルデヒド」に変化し、
さらに酸化すると「酢酸」に変わっていきます。
この変化は、高校の試験でかなり問われやすいため化学式とともに覚えておくと良いでしょう。