◆秋深し
2018/9/18  時習館ゼミナール塾長 森山剛志

 


秋深き 隣は何を する人ぞ

元禄7年9月29日。
この日、芭蕉最後の俳席が芝柏亭で開かれ予定であった。
しかし、体調がおもわしくない芭蕉は、
この句を芝柏亭に書き送り、自らは出席しなかった。
結局、その後蕉は床から起き上がることなく、
ついに芭蕉は10月12日他界する。
この句は、辞世の句となる
「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」を除いて、
最後となる句である。

 

秋も深まった日々、
私は病で床に伏せっている
さてさて隣人は何をしているのだろう・・・

 

と解釈してもいいのだが、

 

秋も深まった日々、
私は病気で句会には参加できませんが、
ご出席の皆さんはいかがお過ごしですか?

 

芭蕉が晩年、
俳句の中に風流さの『かるみ』を説いていたと考えれば、
このような解釈の方がいいのかもしれない。

 

 

さてさて、秋も深まってきました。

隣の人は何しているんでしょう?

テレビ見ている? おしゃべりしている? ゲームしている?

 

勉強の秋!

勉強しているに決まってますよ(`・ω・´)

さぁ、負けずに机に向かおう!

 

 

飯山の手前の千曲川東岸より撮影しました。

長野風景って美しいですね黒ハート