大学入試

★英語の民間試験 延期★

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大学入試共通テストにおける英語の民間試験導入が急遽延期となり
5年後の2024年度入試の実施に向けて、抜本的な見直しとなりました

戦後、文部省・文部科学省は受験生保護を大原則して
地域格差や経済格差がなく、
誰でも同じ条件で受験できるものでなければならないとして
大学入試を行ってきました

ところが2020年度入試から英語の民間試験を導入するにあたり
様々な問題点が明らかとなりました
一番の問題点は全国に均一に試験会場が設置できないことでしょう
交通網がない離島などの受験生にとっては
負担がかなり大きくなることはメディアでも多数報じられています

また、国語と数学の記述式導入についても問題点が出てきています
例えば記述の採点を誰が行うのか、採点基準の統一ができるのか、
正答に限りなく近いグレーな記述解答の処理はどうするのか、
読めない字の対処はどうするのか、自己採点方法などなど

中でも採点基準の統一と読めない字の対処が非常に難しいと感じています
普段授業をしていると読めない字を書く高校生が思った以上に多くいます
例えば「0」と「6」と「b」の判別が難しかったり
「l」と「1」の区別や「9」と「q」の判別が難しいこともあります

普段から見ている生徒であれば、なんとなく字の判別はできますが
そうでない初見の採点官にとっての字の判別はかなり難しいことになるでしょう

ここからは個人的な意見ですが、
それらの問題点が全て処理できないうちは
今まで同様1次試験にあたるセンター試験はマーク式で行い、
記述形式は全て2次試験で各大学独自が行う試験での対応が今のところベターかと思います