無理して解かない
解かないのも大切
昨日の高3数学授業では、微分積分単元を扱いました。
この問題の途中に一つ計算量が比較的多い問題が含まれており、この問題を解くことでその後の問題にかけられる解答時間が不足してしまうことになりました。
この問題は、曲線に囲まれた面積を求める問題でしたが、解答作成時にいくつか問題点があります。
➊図の作図に時間が必要
➋曲線の交点を求めるのが面倒
➌定積分計算を2回する必要がある
その割に解答欄は一桁の値。(最悪、予想で解答欄を埋めることが可能)
しかもその解答や途中式がその後の問題に繋がることもない。(単発系の問題)
実際、昨日の授業に参加していた高校3年生のほとんどがその問題で時間が掛かりすぎてしまい、後半の問題まで解けていませんでした。その結果、確実に点数が稼げる問題が解けに獲得点数を下げる結果になってしまっていました。
実際の入試本番でも今回のように単発系の問題が出題されることもあり、それを解くか解かないかの判断が難しいこともありますが、解答するしないの判断としては「その問題がその後に繋がる問題なのかの確認、時間がどの程度必要か」がポイントとなります。これは多くの入試系問題を解き経験を積む必要があります。
全部解こうとせず、あえて「解かない」ことも、短い制限時間内で確実に点数をとる一つの手段となります。