周期表
それは、1869年のことでした。
ロシア人科学者メンデレーエフによって
新たな表が作成されました。
化学でお世話になる「周期表」です。
彼が生きていた当時は、新元素が数多く発見、発表されていました。
が・・・、性質は全てバラバラ
なんとかしてその規則性が発見できないものか
なんとかして1つにまとめ上げることができないものかと
当時の科学者たちは悩み苦しみます。
当時の科学者であったメンデレーエフもその一人でした。
彼は、発見された元素とその原子量を1つの元素につき
1枚のカードに書き入れパズルのように原子量順に並べていきました。
もちろん当時は18族で1周期という考えはなかったので、
最初は1列に並べていったかと思います。
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そんな感じでカードを並べていくことで、彼はある性質に気付きます。
似た性質を持つ元素を縦に並ぶようにしてみると
うまい具合に他の仲間も縦に並ぶものが出てきました。
さて、この周期的な並びに気付くのにどれほどの時間が必要であったのか。
実は朝食後のコーヒーを飲み、昼食までには周期表が出来あがっていたそうです。
もちろんそれまでにあれこれと考えてはいたとは思いますが。
そして彼がスゴイのは、当時まだ誰も発見されていない元素も予想していたこと。
彼が作りだした周期表にはところどころにまだ穴があいており、
そこから彼は予想をしたようです。
後に、確かに予想された箇所に新しい元素が入りました。
それが、ドイツで発見された「ゲルマニウム」
ちなみに18族である希ガスは当時全く知られていなかっため
周期表には入っていませんでした。