シュレディンガーの猫

それは、こんな思考実験だった。(思考実験ですので猫も安全(´∀`))
①まず、中身の見えない箱を用意する。
②以下の4つを入れて、フタを閉じる。
1) 電子
2) 電子と反応するセンサー
3) 毒ガス
4) 猫
③電子が位置Aにあると、センサーが感知し、毒ガスを噴き出す。
恐ろしいですねぇ。でも、思考実験ですので、猫も安全(´∀`)ッス。
さて、電子が位置Aにあると、センサーが感知し、毒ガスが噴き出すので、当然、箱の中の猫は死んでしまう。
逆に、電子が位置Aになく、別の位置Bにあるならば、センサーは感知せず、毒ガスは噴き出されないので、猫は生きている。
さて、人間がフタを開けるまでは、箱の中がみえないのだから、猫が生きているのか死んでいるのか、知るすべはない。
この時、猫は「生きている」? それとも「死んでいる」?
もちろん、箱の中が見えないのだからわからないよね。
でも、たぶん、猫は「生きている」か「死んでいる」のどちらかの状態だと諸君は思うだろう。
でもね、違うの。量子論的にはそうならないの。
じゃぁ、量子論的には猫はどうなるかというと、「生きている猫」「死んでいる猫」がそれぞれの確率のもとで同時に存在しているんだな。
まぁ、半分生きているけど、半分死んでいる。
生きてもいるけれど死んでもいる、そういう相反する状態が重なり合って存在していると言えるんだね。
なんでかって?
ここで思い出して欲しい。電子の位置は、なんとなくぼや~っと、もわ~っと、モヤモヤ~っとしているのである。
別の言い方をすれば、観測していない電子の位置は、本当に決まっていないんだ。
「ここにあるかも」という確率・可能性として、複数の場所に同時に存在しているんだ。
そして、その電子の位置によって、今まさに猫の生死が決定されるんだよね?
もし、電子が複数の位置に同時に存在しているというなら、電子の位置によって決定される「猫の生死」だって、
「生きているかも、死んでいるかも」という可能性として、同時に存在していなくてはならなくなるだろ?
そういうわけで、「生きている猫」「死んでいる猫」がそれぞれの確率のもとで同時に存在しているんだな。
はい、これが、シュレディンガーの猫だよ~!
なんだそれ? っていうキミは、中3プレミアム講座へどうぞ! 無料です~(´∀`)
塾生以外も参加できるので、お問い合わせください! 026-292-9202 時習館高等部です(´∀`)