アインシュタインの有名なアノ写真は、なぜ舌をだしているのでしょう?

アインシュタインというとこの写真を思い浮かべる人が多いでしょう。
でもなぜこの写真でアインシュタインは舌出していたか知っていますか?
この写真はアインシュタインの72歳の誕生日に撮られたものです。パーティーが終わり、アインシュタインが帰ろうとする時、多くのレポーターやカメラマンに追われました。特に「笑って下さい」というリクエストに飽き飽きしていたアインシュタインは、ポーズを取ることを拒否し、ドクターFrank Aydelotte 夫妻と共にタクシーに乗りこんだあと、カメラマンに舌を出して見せたのです。この決定的瞬間を撮影したのが、INS通信社カメラマンだったアーサー・サス(Arthur Sasse)です。サスがその写真を新聞に載せようとした時、ほかの編集者たちは「アインシュタインがカメラマンに舌を出したのは報道人に対しての抵抗心だ。だから、この写真を掲載するのはやめよう。」と言いました。しかし、写真を撮ったアーサー・サスは「彼が舌を出したのは抵抗とかそういう意思があったからではない!一番近くにいた私にはわかるんだ!」と主張し、写真を掲載したのです。すると、後日アインシュタイン本人から連絡が入りました。そうやらアインシュタインはこの写真を大変気に入ったようで、写真の中の自分の部分だけを切り取って、知人への見舞いカードなどに貼って送ったようです。
なぜ舌を出したのか、真相は不明ですが、アインシュタイン自身がとても気に入っていた写真だったということは事実のようです。