中学入試算数 第2回方陣算

ペン太「先生、今日もおねがいします」

先生「こんにちは。今日は方陣算を紹介するよ」

ペン太「ほうじんざん?・・・なんか聞いたことない名前ですね」

先生「たしかに。ペン太くんは囲碁知ってる?」

ペン太「知ってますよ。正方形のゲーム盤に白と黒の碁石を置いて、陣地を取り合うゲームですよね。・・・あれ?ひょっとして、その『方』と『陣』で方陣算なんですか?」
先生「ご名答。碁石で囲んだ陣地を方陣というわけ。その碁石の数を計算するのが今回の目的なんだ。」

【例題】下の図のように碁石を並べました。1辺の碁石の数は4つです。碁石は全部でいくつですか?」

juken02
ペン太「4×4=16・・・ん?まてよ、1,2,3・・・かぞえたら12個だ」

先生「その通り。正解。」

ペン太「やった。今日はさえてるね」
先生「ところで、いまペン太くんは最初に4×4って考えたけど、実際は違ったね。なぜ違ったのかな?」
ペン太「えーと、それは・・・。あ、はじっこのところが重なってしまうからだ」
先生「そうなんだよ。方陣算は、隅の数え方が間違いやすいんだ。まわりの数を求めるときは
1辺の碁石の数から1をひいて計算する
と覚えておこう。」