中学受験算数 第3回数の列

ペン太「先生、今日もよろしくお願いします。」
先生「よろしくね。さて、今日は数の列について勉強してみよう。」
ペン太「数の列ですか?なんか数字がならんでいるイメージだけど・・・。」
先生「その通り。例えば次のような数の列を考えてみようか。」
【例】2,5,8,11,14,・・・
先生「さて、ペン太くん、なにか気づいたことはあるかな?」
ペン太「えーと、あ、わかった。3ずつ増えていますね」
先生「その通り。このような同じ数ずつ増えていく数の列を等差数列っていうんだ。」
ペン太「へー。」
先生「では、ここで問題。この数の列の10番目の数は何かな?」
ペン太「えーと、つづきは17,20,23,26,29だから、29です。」
先生「ご名答。」
ペン太「やったー。なんだカンタンですね。」
先生「いやいや、まだまだだよ。・・・じゃあこの数の列の100番目の数は何かな?」
ペン太「え!?『ひゃくばんめ』ですか?いやー、それはムリです。かぞえるの大変だし・・・。」
先生「そう、実は100番目のような大きな順番の数はかぞえるのは無理なんだよ。そこで、計算で求めるんだ。」
ペン太「そんなこと、できるんですか?」
先生「じゃあヒント。この数の列は3ずつ増えるのだよね。そこで、次のように考えてみるんだ。」

1番目=2
2番目=2+3=5
3番目=2+3+3=8
4番目=2+3+3+3=11
5番目=2+3+3+3+3=14

ペン太「あー、なるほどー。・・・てことは、10番目は
2+3+3+3+3+3+3+3+3+3=29
ってことだよね。」
先生「そうそう。3を9回たしているね。だから
10番目=2+3×9=29
と考えられるよね。」
ペン太「あ、わかった。じゃあ100番目は3を99回たしているんだ。だから
100番目=2+3×99=2+297=299
つまり答えは299だ!」
先生「良くできました。等差数列のN番目の数は
最初の数+ふえ方×(N-1)
と考えるといいんだよ。」