中学入試算数 第4回周期算

ペン太「先生、今日もよろしくお願いします。」
先生「こちらこそ。さて、今日は周期算について勉強してみよう。」
ペン太「しゅうき算かあ。というか『しゅうき』って何ですか?」
先生「何かをくり返すときに使う言葉だよ。例えば月は地球のまわりを約29日周期で回っている、とかね。」
ペン太「へー。じゃあ周期算って、数字がくり返すような問題なのかな?」
先生「そうなんだ。ではさっそく周期算の問題を考えてみよう。」
問題:1,3,5,1,3,5,1,3,・・・とくり返す数の列があります。この数の列の100番目までの和を求めなさい。
ペン太「えーと、和というのはたしかたし算するんだったから、1+3+5+1+3+5+・・・こりゃ100個たすのは大変だあ!」
先生「そうだね。単純にたし算するのはさすがに無理があるよね。でも1,3,5のくり返しってことを考えてみたらどうかな。」
ペン太「あー、そっか。1+3+5=9だから・・・9が何回出てくるか考えるんだ。」
先生「お、さえてきたね。じゃあ、その(1,3,5)の組が100番目までに何組あるか考えてみよう。」
ペン太「えーと、100÷3=33あまり1だから、33組あって、最後の1はあまりますね」
先生「そう。いい調子だね。ここまでくれば和の式を作れるはずだよ。」
ペン太「あ、わかった。1+3+5=9で、9×33+1=298 これでいいのかな?」
先生「ご名答。今日もペン太くんよくできましたね。周期算では」
くり返しに注目して計算を工夫する
という点がコツなんだ。」

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