高校受験学習ポイント~数学編~

★得意な人の場合★

 これからの一番の学習テーマはズバリ「応用単元の理解・修得」です。数学は大きく分けて「計算」「方程式文章題」「関数」「図形」の4つの単元があります。このうち、計算分野は得意な人であれば問題ないでしょう。したがって、方程式・関数・図形の3つのうち、自分の苦手な単元を徹底して学習することをお勧めします。その際の学習方法ですが、難しい問題を解くとき、わからない場合は「解答を見て考え方の理解に重点をおく」と良いでしょう。解答を見てしまうと、なんだか学習した気持ちになれないかもしれません。しかし、大事なのは「考え方を理解すること」で、1つの問題パターンを理解し、その考え方を別の応用問題に活用していく、これが応用力の養成になるのです。オススメは「問題+解答解説」のノート作り。テストや塾の授業で出来なかった問題をノートに写し、解き方がくわしくわかるようにノートを作る。これが効果テキメン。特に関数なら関数ばかり、図形なら図形ばかり集中的に作ると効果が高い。また、学校の総合テストや塾の模試の難しい問題の復習も有効です。

 

★苦手な人の場合★

 「計算力」の完成が一番大切なテーマです。一口に計算と言っても、「正負の数」「文字の式」「方程式」「乗法公式」「因数分解」「平方根」など多数にわたります。この際、「だいたいわかる」というのではダメ。「カンペキにわかる」状態にしなければなりません。テストで計算問題はせいぜい30~40点くらいしか出題されませんが、この30点~40点を確実に得点することはとても大切です。さらに標準~応用レベルの問題にチャレンジしていくにも、この計算力が身についていないと正直苦しいのです。ところで、学習する上での注意点ですが、とにかく「まちがい直し」に力を入れること。つまり、間違えた場合に、「正解を写す」のではなく「正解するまでやり直す」ことが重要です。また、「見やすい字を書く」「確かめ算をする」なども心掛けてください。オススメは「1日5分の計算テスト」です。