絶対暗記!「化学式・化学反応式」③ -電気分解編-
さあ前半の最重要項目であるところの「電気分解」です。3年生で学習する「イオン」
にも関連が深いので、要チェック!
①水の電気分解
2H₂O→2H₂+O₂
・水(H₂O)…元々の純粋な水は電流を通しません。電流を流しやすくするために水酸化ナトリウムを溶かした水溶液を使って電気分解します。「水酸化ナトリウム水溶液の電気分解」とはこの水の電気分解を指します。
・水素(H₂)…電気分解に使用するH管の陰極側に発生。火のついたマッチを近づけると音をたてて燃えます。
・酸素(O₂)…H管の陽極側に発生。火のついた線香を中に入れると、線香が炎をあげて燃えます。
この項で注意する点は、2つの気体の発生する電極とその体積。
水素(陰極):酸素(陽極)=2:1(体積比)
ちなみにイオンに関する知識をもっている3年生なら
水素イオンは陽イオン(H⁺)…電子が少ないから陰極で電子をもらい気体になる。
酸素イオンは陰イオン(O²⁻)…電子が多いから陽極に電子をあげて気体になる。
であることを覚えていると便利。
この後の項になりますが、「水の合成(化合)」の化学反応式は電気分解の反応式と左右が逆になるだけです。
他にも塩化銅(CuCl₂)の電気分解も教科書に掲載されていますが、イオン式の項で触れていきたいと思います。