化学結合の種類 ~金属結合~

化学分野において
結合の種類は主に3種類あります。

1.イオン結合

2.共有結合

3.金属結合

もちろん、詳しく学ぶと他にも結合の種類はありますがね。
で、今回は「金属結合」を確認していきます。
この金属結合は、一般に「金属原子+金属原子」の結びつきとなります。
代表的な物質としては「銅」や「金」などがあります。
これら金属は、非金属とは違った性質を持っています。
ところで皆さんはなぜ金属は電気を通すか知っていますか?
実は、金属原子の中に入っている電子は好奇心旺盛でいろいろな場所に行きたがる。
まさに空に浮かぶ自由気ままな雲のようなもの。
ということで、この電子のことを「自由電子」と呼びます。
この自由電子があることによって電気が自由に流れることが出来るわけですね。
また、金属原子はうす~~~~~く広がる性質があります。
有名なのは京都にある鹿苑寺金閣で使われている金箔ですね。
何度も何度も木槌で叩くことによってうす~~~~~~く広がっていきます。
ちなみにその金と金と間に紙を挟んで叩いていくんですが、そのとき使われた紙が
油とり紙として舞妓さんや芸子さんに好まれて使われていたため京都では油とり紙も有名です。
さらに、この金属原子は、なが――――――――――く延びる性質もあります。
電線などで使われている銅線ですね。
以上のことから、金属の性質をまとめてみます。

【金属の性質】

① 自由電子を持つ(電気が流れるよ)

② 展性(うす~く広がるよ)

③ 延性(ながーく延びるよ)