酸化剤と還元剤
試験で出題される酸化剤と還元剤は大体決まっています。
酸化剤と言えば
1.過マンガン酸カリウム
2.ニクロム酸カリウム
3.過酸化水素
一方、還元剤は
1.金属単体
2.シュウ酸
3.ヨウ化カリウム
4.硫化水素
5.二酸化硫黄
これらが試験では問われやすいため化学式以外にも
イオン式も覚えておくと便利です。
特にセンター試験のようなマーク式試験では試験問題にイオン式が書いてあることが多いですが、
記述系の試験では自分でイオン式を作れるようにしなければなりません。
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【過マンガン酸カリウム イオン式の作り方】
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1. 反応物 と 生成物 を書く
*反応物と生成物は必ず暗記して下さい。
過マンガン酸イオンは、マンガンイオンに変わります。
MnO4– → Mn2+
2. 酸素の数を H2O を使って合わせる
続いて、両辺を見て足りない酸素数をH2Oで合わせていきます。
今回は、左辺にOが4つあるので、右辺に H2O を4つ加えます。
MnO4- → Mn2+ + 4H2O
3. 水素の数を H+ で合わせる
次に、両辺をみて足りない水素の数を H+ を加えて合わせていきます。
先程、H2O を右辺に加えて右辺にHが全部で8つあるので、左辺に加えます。
MnO4–+8H+ → Mn2++4H2O
4. 両辺の電荷を e- を使って合わせる。
最後に、両辺の電荷を e- で合わせていきます。
左辺は、現在+7 右辺は +2
そこで、左辺に e- を5個加えていきます。
MnO4–+8H++5e–→Mn2++4H2O
これで、完成です。